三浦家よりアジアの家庭料理の数々をご紹介します。
家庭で簡単に作れるものばかり。ぜひ、お試しあれ!!

バリ島

 バリ島は、観光客のうち日本人が最も多い国際観光地。インドネシアでは珍しくその90%がヒンズー教であります。そのため牛肉は食べないなどのタブーはあるが、全体的には海や山の幸など食材にも恵まれているところから、料理にもバラエティーに富んでいるといえます。
 そんなわけで、バリ島では豚の丸焼きにお目にかかることも珍しくない。お祭りや結婚式を盛大かつ丁寧に行うバリ島で、その際、必ずといっていいほど用意されるのが子豚の丸焼きなのです。子豚の腹の中には、タマネギやニンニク、生姜、唐辛子などがびっしりと詰められています。
 また、観光の島なるが故に、身近な家庭料理から観光客に昇格?したようなものも少なくない。バリの定番ともいえるヤシ油で炒めたチャーハン「ナシ・ゴレン」も目玉焼きやエビセン、花切りにしたニンジン、キュウリなどが美しく盛りつけられて出てくるし大阪でいう「ソバメシ」も「ナシ・バンチャ・ワルナ」の名で登場する人気メニューである。
インゲンとチキンの炒め物(アヤム・ブンチス)

 
    

            <メ  モ>

アヤムは鶏肉、ブンチスはサヤインゲンのこと。サヤインゲンは予め茹でおくと
柔らかく短時間で出来ます。チリソースはメーカによって味が異なる場合がある
ので、好みに合わせて下さい。ココナッツが加わることで、味がぐっとエスニックに。
   材 料 (2人前)
チキン……200g  
サヤインゲン…150g
タマネギ……1/4個 (80g)  
ニンニク……1片
ココナッツパウダー…10g
サラダ油……大サジ2  
チリソース……大サジ2
塩……小サジ1/2
コショウ……少々  

     作 り 方
@ インゲンは2〜3センチ、チキンはインゲンに合わせて細かく、タマネギは粗みじん、ニンニクはみじん切りにする。
A 中華鍋などにサラダ油を熱し、タマネギとニンニクを入れ、香りが出たらチキンとサヤインゲンを加え、炒める。
B チキンに火が通り、サヤインゲンが柔らかくなったら、少量の水で溶いたココナッツを加えてさらに炒め、塩、コショウ、チリソースで味を調える。
 材料(2〜3人前)
フィンガーバナナ…
         5〜6本
米粉……大サジ5
水……大サジ3 
揚げ油……適宜
      作り方
@ バナナは皮をむき、縦や斜めに2〜3枚に切る。
A ボウルに米粉と水を入れよく溶いておく。
B油鍋で油を熱し(170度)、Aをたっぷり付けて揚げる
   <メ モ>
ピサンはバナナのこと。バリのデザートの定番です。デザートやおやつの場合は塩などは必要ないが、塩を振ったり、天つゆなどで食べるとビールの友になります。
バナナの天ぷら
(ピサン・ゴレン